大阪精密機械株式会社(オオサカセイミツキカイ　カブシキガイシャ)

1976年に電子創成式（NC式）歯車測定機を世界で始めて発売。
さらに、産学連携での共同研究や、国からの委託事業において産業技術総合研究所との高精度歯車精度評価システムの共同開発、ＪＣＳＳ（計量法に基づく校正事業者登録制度）及びＪＡＢ（（財）日本適合性認定協会）認定の歯車測定センター(GMC)を設立し、マスターギヤ（国内では唯一）・ブロックゲージの校正事業も行う。
また、今ではローテクと言われる「きさげ加工」を行い、ハイレベルの精度を実現している。平面研削盤の加工精度が0.003mmなのに対し、このきさげ加工で摺動面の精度を±0.001mmまで追求している。また、きさげ加工を行うことで摩耗を少なくし、20年以上という機械寿命を実現している。

自動車のトランスミッションやAO機器といった駆動系の要である歯車は、その精度が製品の品質を左右する。そのため、品質管理に於いて欠かせないのが歯車測定機である。
大阪精密機械（株）は60年以上に渡る歯車測定機の提供で、製品の騒音・振動の解消に貢献している。

ユーザーは世界各国にあるため、当然世界の同業者がライバルである。ドイツ・アメリカ等数社の歯車測定機メーカーが存在するが、大阪精密機械（株）は各ユーザーからの信頼を受けていると自負している。
日本国内の自動車業界の変速機工場では90％以上が大阪精密機械（株）製の歯車測定機を使用している。

また、歯車測定センター（GMC）を併設しており、ISO/IEC17025：2005に適合した日本唯一の「歯車」校正機関である。