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今月の訪問企業

環境に配慮した材料や環境負荷低減につながる材料を使った新たなモノづくりへの挑戦をつづける(有)創信工業の松本社長からお話を伺いました。

(有)創信工業

工場内風景

お客様の要望には迅速かつ継続して対応し続ける

当社は、父が1991年に八尾市でプラスチック製品の成型・加工業を創業し、
エアコンの配管化粧カバーのジョイント部を射出成形する業務を請け負うようになり、
すぐに工場が手狭となったこともあって、ここ東大阪市へ移ってきました。
配管化粧カバーのジョイント部は、安くて耐光性が強いことからメーカー指定で
硬質塩ビ(H-PVC)が使われていますが、硬質塩ビは性質上、加工時に金型を腐食させることや
専用の特別な設備を用意する必要があるため、扱える企業が極端に少なくなります。
そんな中、当社ではいち早く電動射出成型機で硬質塩ビ品を製造することに取り組み、
毎日ダクトメーカーから入る注文を翌日には納品する流れで、迅速な対応を心掛け、
創業から今でも業務の7割を占める主力業務となっています。

ペンデメクルン

初めての自社ブランド製品づくり

今から3年ほど前、東大阪商工会議所が主催するアイデアマーケットに参加したことが
きっかけで、ある主婦の方が出したアイデアをもとに、ペンに取り付ける紙めくり補助具
『ペンデメクルン』を初めての自社ブランド製品として開発しました。
具体的な製品化に向けては、多くの方から様々な意見を頂き試行錯誤を繰り返しました。
主婦の方のアイデア段階では、ペン先につける形は1種類のみでしたが、
使用する方が持っているペンの種類は様々。
その他に5種類の異なる形状を考え、どんなペンでも対応でき、様々なシーンで多くの方に
使っていただけるように6種類の形状に8色(赤、青、緑、黄、桃、橙、黒、透明)の
カラーバリエーションを用意することにしました。
初めての自社製品だったこともあり、どのように販売していくかということも大きな課題でしたが、
ある公的支援機関が主催していた製品の意見を収集するモニター会に参加した際、
偶然にもTVで取り上げていただき、オンエアを見た方が小売店に問い合わせ、
小売店から「扱いたい」という話を頂くことができました。
その後もメディアに継続的に取り上げていただき、ひとつ販路ができたのを機に、
とんとん拍子で現在は東急ハンズ、ロフト、イオン、ネット販売のアマゾンで購入することが
できるまでに販路を拡大することができました。
商品が世の中に広まると、想定していた使い方以外にも消費者によって様々な使い方が
新たに生まれ、「ペンに付ける以外に、菜箸に取り付けると料理をしながら汚さずに
料理本をめくることができるので便利!」といった思いがけないご意見も頂くようになりました。
また、一般販売以外にも企業のノベルティグッズとしても採用される機会も増え、
金型を低コストで製作するような機構を考えながら要望に合った形状のペンデメクルンをつくり、
お客様のPRにもご活用頂いています。
現在は、ペンデメクルンをアクセサリー感覚で、もっと多くの方に使っていただけるように、
ご当地もののゆるキャラや人気キャラクターの形をした製品の開発も進めています。

代表取締役 松本 永治氏

積極的な行動がビジネスチャンスをつかむ

私は、プラスチック協会や地域の工業団地振興組合などの団体等に所属したり、
商工会議所が立ち上げた複数のビジネス研究会に参画するなど、
企業や多くの人が集まる場所に積極的に参加することでビジネスのヒントをもらっています。
初めての自社製品でも多くの貴重なご意見をいただくとともに、
メディアに取り上げていただき販路を拡大できたのは、こういった積極的な行動が功を奏してのことかと思っています。
また、当社では新しい取り組みに挑戦していくために、ペンデメクルンで採用したエラストマーを始め、
バイオマスプラスチックや色々な素材での製品づくりもテスト的に行い、
試作を作っては様々な展示会に出展し、積極的な提案を行っており、
そこでも新たなお客様とのつながりが出てきています。
自ら外に出て行って情報を収集したり提案を行っている場には、
逆に「こんなこと出来ませんか」と相手からニーズが舞い込んでくることも珍しくありません。
そのようなニーズに対して、ひとつずつ形にしていくことで、業務の幅にも広がりがでてきています。
中には、必ずしも売上という成果に繋がらないものもあります。
しかし、お客様の意見に耳を傾け、できるだけ要望に応えられるよう努力することで、
難易度の高い業務が実現でき、少しずつ自社のレベルアップに繋がっているということを日々感じています。

 エコリサイクル箸/会社の外観

環境配慮のモノづくりを目指して

モノづくり企業として、環境に配慮したモノづくりにも積極的に取り組んでいます。
とうもろこし由来のバイオマスプラスチックで、学校の本棚の仕切り板を作ったり、
石油を原料とするプラスチックの使用量をできるだけ削減する製品づくりを目指し、
これまでプラスチックで生産されていた製品であるお箸の代替品として、
主原料に廃材となった木粉を50%以上使用し、
つなぎとして環境負荷の少ないプラスチックであるポリプロピレン(PP)を使用する
新たな「ECOリサイクル箸」の製造などにも取り組んでいます。
「ECOリサイクル箸」の原料に使用する材料には、木材の他に代替えとして落花生の殻や、
琵琶湖の葦、神社やお寺のお堂の改築などで出た廃材など、
その土地ならではの産物でつくることもできます。
その地域ならではの産品や有名建築物などの廃材を利用した製品づくりで、
ご当地感を出しながら、地域貢献や社会的課題の解決につながるモノづくりをこれからも邁進していきたいと思います。

  • 住所
  • 〒578-0905 東大阪市川田4-4-37 Tel:072-966-5868 Fax:072-966-3469

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